クラウドサービスは、その時に必要な分だけ使えて初期投資を抑えられたり、維持の負担が軽いなどの利点を挙げられることが多いですが、それだけではなく、育児や介護など社員のライフステージの変化に合わせて、柔軟なワークスタイルの実現も可能にします。
代表的なものとしては、Google Workspace、Microsoft 365、そして「Salesforce」といったサービスがありますが、そのワークスタイルもさまざまな形があり、そのような新しいスタイルを取り入れる企業が急速に増えてきております。
従来、パソコンを使った作業では、ユーザー各人のパソコンでソフトウェアをインストールしてデータを保存することが一般的でした。
それがクラウドサービスになると、インターネットのクラウドにソフトウェア自体があり、データもクラウドに置いておけるので、社外からでも資料を閲覧して編集したりなど、クラウド上で作業を全て完結させることが可能になります。
社内外を問わずネットワーク環境さえ整えば、社内と同等の仕事ができる環境になるわけです。
※もちろんクラウドサービスの種類によっては、自社サーバのクラウド化など当てはまらないものもあります。
MicrosoftのWordやExcelを使う場合、Office 製品のパッケージ版やダウンロード版を購入し、自分のパソコンにインストールする必要がありました。
それに対して、同じくMicrosoftのクラウドサービスである「Microsoft 365」を使うと、毎月(年)の一定額の契約をすることで、社内や自宅などから使うことが出来て、データの参照も編集もブラウザを通して、インターネットのクラウドで行うことが出来ます。
オフィス系やグループウェア系であれば、ほかにもGoogle の「 Google Workspace 」 、サイボウズの「 サイボウズOffice 」などもあります。
グラフィック系であれば、Adobeの「 Creative Cloud 」も多く使われ、PhotoshopやIllustratorといったソフトウェアがクラウドサービス化されています。
企業全体で、業務で使用するパソコン上のツール、ソフトウェアをクラウドサービスに移行することで、パソコン上で行う仕事は自宅でも社内と同等の作業することができて、リモートワーク(在宅勤務)に対応することが可能になっています。
そこで、育児や介護などのライフステージの変化に合わせて、在宅勤務を選んでも、社内と遜色のないレベルの仕事ができるので、政府の目指す「一億総活躍社会」の実現に向け推進している「働き方改革」の後押しもあり、導入が進んでいるというわけです。
クラウドサービスは、インターネットのクラウドにソフトウェアやデータがあることで、リモートワークが可能になるので大変便利ですが、ネット上にデータがあるということで、心配になるのは情報漏えいなどのセキュリティ対策です。
もちろん、クラウドサービス各社はセキュリティを十分に確保してサービス提供をしていますが、サービスごとのセキュリティ対策に留まることが多く、導入した企業にとって、自社社員が複数のクラウドサービスを使ってリモートワークをするときに、トータルでセキュリティ対策を行いたいというニーズがあります。
例えば、複数サービスのID・パスワードを一元管理したり、未許可のパソコンからクラウドサービスへアクセスがあれば遮断し、データは閲覧できてもパソコンに保存しないようにしたり、メール暗号化を行うなど、対策機能は多岐にわたります。
弊社「硏文堂オフィス」をご案内させていただきます。
業務効率化を目指した環境整備を行う中で、「時間と場所にこだわらない働き方」の実現を目指しています。
リモートワークを活用する弊社のオフィスは、どういった作りになっているのか。
どうぞご覧ください。
弊社においてもつい数年前までは固定席の両脇に書類が積み上がり、社員間コミュニケーションも限定的でしたが、フリーアドレス(=自由席)の採用により部署の垣根を越えたコミュニケーションが自然と増え、新しいアイデアのきっかけとなるなど社内の創造性もアップしました。
これからもKENBUNDOでは、「時間と場所にこだわらない働き方」を目指し、「働き方改革」に努めてまいります。